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加藤会計だよりNews

嵐のような夕立でした。

2024年9月3日

寛容

他人のケンカを外からみていると、なんでそんなに怒っているのかわからないのですが、本人はいたって真面目で、外から見ている方が怒られたりします。ニュースをみると、世の中はもめ事ばかり、仕事に行ってもゴタゴタばかり、それなら家庭では静かにしていたいと思うのですが、妻とつまらないことでケンカしたりしてしまいます。ほんとに人間はなぜこんなに争いごとが好きなのかと、不思議に思うのですが、昔の方々も同じことを考えたようです。

世界史を読んでいると、ヨーロッパでは戦争ばっかりやっているような印象がありますが、17世紀前半に起こった30年戦争は特に悲惨な宗教戦争でした。プロテスタントとカトリックの対立にヨーロッパの大国が介入して戦争は長期化。ドイツの都市と農村の2/3が焦土となり、人口の1/4が減少したと言われています。多くの犠牲のもとに、長く激しい戦争がやっと終わったのですが、結局、どの宗派が正しいという結論はなにも得られませんでした。

戦争に疲れ切った人々は、ようやくそこで気づきました。価値観の問題については、戦争をしても結論が得られない、お互い傷つくだけだと(遅い!)。そこで生まれたのが、「リベラル(寛容)」という考え方なのだそうです。つまり、自分と異なる価値観をもった人間の存在をまずは認める。多様性に関して寛容になる。自分から見ると虫酸が走るほど嫌な価値観であっても、それはその人の価値観であると認める(それが自分のためでもある)、という考え方です。

「敵と共に生きる、反対者と共に統治する」という言葉があります。考え方の違う他人と共に生きることは、様々なルールを守り、様々な我慢をしなければならない、面倒で、とても疲れることです。それでも、その価値のあることは、歴史が教えてくれているように思います。 (参考文献 NHK「100分de名著」オルテガ 大衆の反逆 中島岳志)

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