
加藤会計事務所についてAbout us
加藤会計事務所は、地域に深く根付き、地域の経営者の相談相手として、
共に歩み続ける会計事務所です。私たちは、会計を通じて、地域企業の永遠の発展と、
地域に住む方々の幸せに貢献することを目指しております。
サービスService
規模の大小、個人・法人の区別なく、なんでも相談にのることのできる会計事務所をめざしております。
- 記帳代行
- 決算書作成
- 税務申告
- 相続税申告
- 事業承継支援
- 会計監査

加藤会計だよりNews
2025年10月1日
廃炉
縁あって、福島第一原子力発電所を見学して来ました。
福島第一原子力発電所では、廃炉のために毎日4,760人の方が働いております。そして、廃炉作業は30年から40年かかる、と言われております。
最初に、事故当時の様子、廃炉作業の進捗、処理水の安全性確保について、レクチャーを受けます。一通りの説明を受けた後、発電所内をバスで移動しながら、様々な施設の説明を受けます。水素爆発を起こした1号機の目の前まで案内してもらえました。水素爆発によって飛び散った瓦礫が、未だに折り重なったままでした。
発電所内の線量は安全な水準に抑えられておりました。ただ、1~4号機の周りは高い線量であるため、限られた時間の見学となりました。
福島第一原子力発電所の周りには、東京電力廃炉資料館、東日本大震災・原子力災害伝承館、中間貯蔵事業情報センターなど、震災当時の様子や、復興に向けた取り組み状況を学ぶ場所がたくさんあります。
私たちも復興に向けて資金面で協力しております。
税金では、2013年から2037年まで、復興特別所得税を所得税額の2.1%支払うことになっております。令和5年度の復興特別所得税の税収は4,614億円でした。また、毎月支払っている電気料金には、廃炉や事故賠償の負担金が上乗せされております。
東京電力の職員の方々の廃炉への熱意を感じました。
最悪の事故現場では、国中の企業が技術を提供し、廃炉に向けて日々努力を重ね、福島復興の責任を果たそうとしておりました。
取返しのつかない失敗なのかもしれません。それでも、どんなに長い時間がかかったとしても、廃炉が終わり、復興と言える瞬間が来ることを願ってやみません。
- お知らせ
- バックナンバー一覧